こんにちは。青砥美穂です。
今日は「心を繋げることからスタート」というテーマで現場での試行錯誤の続きをご紹介させてください。
(前回の記事はこちら)
今回は、以下5つのステップのうちの②です。
① 持ち物の連絡(宝箱をもってきてもらう)
② マインドを整える(対面前の感謝の儀式)
③ 全身全霊その子との出会いを楽しみその子を享受させてもらう時間(プレシャスタイム)
④ 確認、約束の時間(その子との秘密保持契約(笑)と幸せな宿題づくり)
⑤ 保護者の方への報告(ワクワクレポートタイム)
* ⑥ ②から⑤を繰り返す
② マインドを整える(対面前の感謝の儀式)
初めての子どもや学生に会う前、そして、初めてじゃなくても子どもや学生たちに会う前、もうずっとやっていることがあります。
それが、対面前の「感謝の儀式」です。
カリキュラムも教科書もなく学びを共創するクラスに来てくれる子どもたち、信じて預けてくださる親御さんたちに対して、あまりにも感謝の気持ちと緊張感が溢れ、始めた時間です。緊張を力に変える時間となり、もう何年も続いています。
自分の状態で、必要に応じて音楽を選び、胸に手をあてて、目を閉じ、その子ども、学生との出会いに感謝、信じて預けてくださる保護者の方に感謝、そしてそこから始まる世界にワクワクする時間です。やり方は色々あると思うのですが、私は、その子が生まれた瞬間のことも勝手に想像して、その子が生まれた奇跡、産んでくださった親御さんの愛、育ててくださっている親御さんの思い、その貴重な命の時間を私に費やしてくれることなどにも思いをめぐらせています。
子どもって、人って、命って、不思議と奇跡でいっぱいですよね。それでも、私にとってただ一つ確かなことは「一人一人が大切で愛しい存在であること」
その大切な一人と向き合う時間が持てるなんて、本当に幸せです。だからこそこの仕事をしたいと思い、挑戦し、それが叶っている。もう感謝しかありません。それを思い出すことは私に、ものすごいエネルギーとひらめきを与えてくれます。それによって愛しい子どもをさらに愛して、楽しい特性をさらに楽しんで過ごせると知り、毎回するようになりました。
また、私が子どもや学生と過ごす時間は、その性質上、嬉しい気持ちや楽しい気持ちはもちろん、悲しい気持ちや深い悩みなど、色んなことが持ち上がります。
例えば、
「実は昨日、親のお財布からお金を盗んでしまった」
「本当はもう学校に行きたくない」
「死にたいと思ってしまう」などなど
そんなとき、儀式をちゃんとしていると「どうしよう?」という迷いや不安がほぼわかないのです。もちろん、ここにも正しい答えはありません。それでも、本来の目的をきちんと思い出して、あるがままのその子を受け止めて、信じて、愛して、尊敬、尊重する。その上で、必要に応じてどうしていくか一緒に感じたり考えたり見守ったりする時間にしやすくなります。
無理にどこかへ導こうとして、その子の思いや打ち明けてくれた勇気を台無しにしないように、心を整えることは私にとってとてもとても大切です。
儀式の時間は、1分から5分です。(スケジュールにもよりますが、あえてもっと時間をかける日もあります)自分の状態によって変わるのですが、やっているうちに「よし、大丈夫!いこう!」という状態が自分でわかるようになりました。時間がかかる日は紙に気持ちを書き出したりもします。
心を整えて子どもたちと向き合えば、自分なりのベストな状態で向き合え、その子のベストも一緒に引き出し一緒に学びやすくなる気がしています。
かけがえのない子どもたちとの出会い、その出会いをくれた親御さんたち、保護者の方たちに感謝し、その子どもたちの絶対的な味方でいること、「子どもの幸せ」という同じゴールをもっている親御さん、保護者の方々と最強のチームになることを心に誓って張り切る時間でもあります。
色んなことに応用でる時間な気がしているので、もし興味をもってくださった方がいらしたら試してみてください。
次回は、そのマインドをもって、実際子どもたち学生たちと過ごす時間について共有させてください。
*以下、教育者としての私ではなく、母親としての私のつぶやきです。お時間ある方はご笑覧くださいませ。
ここ↑までは、教育者の私のお話しでした。
私にはもうすぐ3歳になる娘がいます。
そして、彼女と過ごす中で、気づいてしまったんです。。。。。
上記の経験が、我が子には全然活かされていないと(苦笑)
せっかくこれまで多くの子どもたち、学生たちが大切なことを教えてくれて、それを現場で実践しているのに、自分の娘との現場では活かせていないなんてもったいなすぎる!
ということで、最近は、彼女が起きる前の時間、または夜彼女が寝てからの時間に、この儀式「感謝タイム」を持つようになりました。
やはり
全然違います。
心を整える時間をもった後は、彼女との時間をより楽しんだり、ユニークネスをより活かそうとしたりする自分に気がつきます。過ごす時間の長い我が子との時間もより楽しく愛しく、クリエイティブに過ごせたら素敵ですよね。
このあたりは別の機会にまたゆっくり共有させてください。
お読みいただきありがとうございました。
続いて、音声コメントはこちらです ↓↓↓
DAncing Einstein代表:青砥瑞人のつぶやき