こんにちは。
これから週に1回、ここで発信をしていく青砥美穂です。
テーマは"DAnce with Uniqueness!" ユニークさと遊ぼう!です。
一人一人がもつユニークネス(個性や特性)
それをどう享受し、受け止め、味わい、深め、楽しんでいくか
(*DAは、ドーパミンをあらわすアルファベットでもあります)
そんな思いで取り組む教育実践現場や人材育成現場での学びや試行錯誤を文章でご紹介しつつ、その内容に関して脳神経科学の観点からの音声コメントも添付してお届けします。
現場と科学を融合させての発信で、少しでも皆さんや皆さんの大切な方のユニークネスのさらなる享受やWell-beingに繋げていただけたらと夢みながら楽しんでいきたいと思います。
今回は初回なので、この発信スタートの背景につながる①私の自己紹介と、②どんな発信をしていきたいかの2つを書かせてください。
私の自己紹介も読んでくださる方は①から、発信についてをお知りになりたい方は②DAnce with Uniqueness という発信について から読んでいただければ幸いです。
① 自己紹介
まず、私と私のお仕事について共有させてください。
学生時代から人間が好き、特に子どもが大好きだった私は、日本と世界の子どもたちに直接関わる仕事がしたいと考え、まずは日本で塾講師をしながら教員免許をとりました。約5年間、学習塾や教育実習などで英語講師として、小学生から高校生までの生徒さんたちに関わらせてもらいました。
当時、教壇に立つたび、同じ英文法一つ教えるのにもその子の状態や興味によって教え方スピードも変わるのになあ、とか、あのぼんやりしている子は何か悩みでもあるのかなあ、とか、あの子はなんであんなに楽しそうなんだろう、などその教室にいる子どもたち一人一人のことがすごく気になっていました。子どもたちと接することができてとても幸せだけれど、その子たちとグループとしてしか接することができないことを残念に思っていました。
そんなわけで、休み時間や授業後の生徒との会話の時間が授業以上に好きでした。たわいない会話の中からみえてくる一人一人の特性。それが興味深くて眩しくて仕方ありませんでした。その特性をもって学びに結びつけるとどんどん伸びていくこと、それと同時にその子が自信をつけたり幸せそうになっていったりすることも目の当たりにしました。
私は、自分という人間が、生徒の成績が上がることももちろん嬉しいけれど、それ以上にその子がその子ならではの生き方をして、自信をつけたり、自分を好きになったり、より幸せになったり、とにかくその子自身の行きたい方向に行くのをみるのが好きなんだということを学びました。
その後、アメリカの大学院に進学し、そこで教育管理(学校経営)について学びながら、通っていた学校の日本語クラスを担当し、そこの大学生たちに日本語を教えるという体験もさせてもらいました。
卒業後は、多国籍の子どもたち、かつ、まだ関わっていなかった年齢層である大大大好きな幼児期の子どもたちと関わりたいと思っていたところ、日本でインターナショナルプリスクールの立ち上げに携わらせてもらえることになりました。そこから約10年間、0歳から6歳までの子どもたちとその親御さんたちと幸せな時間を過ごしました。
幸運なことに、ここまでであらゆる年齢の子どもたち、学生たちと関わるチャンスを得ることができました。教育は、やればやるほどわからないことが増えるものの、同時にシンプルになっていくこともありました。
大きな学びの一つは、人は年齢の違い以上に個性(特性)の違いがありそうだということでした。生まれた時からすでにある先天的な違い、そしてその人の経験やその人の記憶の在り方によってまたうまれる個性、特性の違い。
その特性をいかしながら過ごすと、その特性がさらに伸びる可能性、そしてその子の幸せにつながる可能性が高そうなことも現場が教えてくれました。
また、そのためには、周りの大人(特に親御さんや保護者の方)とチームになることがすごく大切で、そうできたら可能性が果てしなく広がるかもしれないということも学ばせてもらいました。
これらの学びにもっと取り組みたい!という思いが膨らんで、挑戦してみることに決めました。
でも、そういうことをやっているところはどこだろう?個性や特性を伸ばすという理念をもっている学校や教育機関はたくさんあるけれど、そこだけに特化して取り組んでいるところは見つけられませんでした。
そこで、自分でできることから始めようと決め、年齢問わず、個人、個性、特性と向き合う事業?を独立して小さくスタートさせました。
でも、なんて名付ければいいの?伝え方によってはなんだか怪しくとられてしまいそう。。ということで、最初は英語を教える塾のようなかたちでスタートさせました。(英語よ、ありがとう!)
英語以外何をする塾なのかは一言ではうまく説明できなかったけれど、一人一人と向き合った時にやれることは明確で、それを一緒に深め、保護者の方に共有し、試行錯誤していきました。やっていくうちに、少しずつ理解や言語化がすすんでんでいきました。決まったカリキュラムは持たず、そのときのその子の興味や悩みが教材。まさに一人一人のユニークネスが大事な教材であり、宝物の原石になっていきました。
そして4年ほど経ったある日、私がこうして小さく試行錯誤していることを、なんと科学的にしかも大人も含めたあらゆる年齢のヒトに対して広くやっていこうとしている会社に出会ったのです。それがDAncing Einsteinです。
神経科学の知見をもとに、人の成長や幸せに貢献しようと取り組んでいる会社で、もう大興奮してしまいました。そして、これまた幸運なことに、現場での取り組みを続けながら、DAncing Einsteinに参画させてもらえることになりました。
そこから、神経科学についても学ばせてもらいつつ(学べば学ぶほどわからない&面白いです)子どもたち、学生たち、親御さんたちと個別に向き合わせてもらう日々が始まりました。
そこから6年が経過し、あのとき独立して言葉にならない試みをはじめてから今年で10年になりました。
10年たった記念、そして自分自身の新しい学びも兼ねて、今回このように新しい発信をさせてもらうことにしました。なかなかこんなにディープに異年齢の子どもたちとその家庭を向き合わせてもらうことはないかもしれないので、ここで学ばせてもらっていること、試行錯誤を、個人情報は守りながら多くの人に共有させていただき、一人一人の子どもたちの素晴らしさ、個性、特性、ユニークネスの眩しさ、可能性、保護者の方の愛と知恵などをお伝えしていければと考えています。
② DAnce with Uniqueness という発信について
一人一人のユニークさ、個性、特性を大切にしようってよくいわれているし、そうできたらもちろん良いとは思うけれど、どう付き合いどう伸ばしていけばいいのか。そんな悩みをこれまでたくさん聞かせてもらいました。また、日常生活においては、ユニークネスや個性が活かされること以上に問題や悩みに繋がる、そんなお話も打ち明けてもらいました。
本来、その子ならではの可能性やWell-beingに繋がる大事なかけがえのないユニークネス。それが活かされるより問題や悩みになっているんだとしたらもったいない!何かさせてもらえることはないだろうか。そう考えた時、DAEのBlogでヒントになるかも知れない現場知を発信させてもらい、一緒に考えさせてもらうきっかけをつくれたらという試みが生まれました。
これまで教育現場で、0歳から大人まで約3000人くらいの子どもたち、学生たち、親御さんたちと出会わせていただく中で、たくさんの心震える感動と学びをもらってきました。特に、個別教育を始めてからは、決まったカリキュラムは持たずそのときのその子の興味や悩みを教材に、まさに一人一人のユニークネスに向き合わせてもらいながら、それを宝物の原石として親御さんと一緒にチームになって共育をさせてもらっています。
そんな中で、得意なこと、苦手なこと、好きなこと、嫌いなこと、思考の癖、感情の癖、反応の癖などなどまさにその子その子の個性やユニークネスを大切に観察してみると、色んなヒントが隠れています。それによってより深く自分を理解し、今頑張りたいことのブースターにしたり、悩みの解決の足掛かりにしたり、、そんな事例もたくさんみせてもらいました。
そうはいっても、もちろん、決まった法則も正解もありません。
それでもやっぱり唯一無二のその人の「ユニークネス」が眩しくて愛しくて仕方なくて、まさに宝物だなあということを子どもたちと向き合うたびに突きつけられています。
そんな現場の事例や試行錯誤、そして何より子ども一人一人の素晴らしさ、個性、特性の可能性、親御さんの愛と知恵の素敵さなどをを少しずつここで共有させてもらいたいと考えています。また、そこにDAncing Einsteinならではの神経科学の知見を取り入れ、その部分は音声でお届けします。
現場と科学を融合させ、みなさんと大切な「ユニークネス」について考えることができたらなあととても張り切っています。
みなさまからのコメントからも学ばせていただきたいと思っていますので、どうか興味のある方は今日からぜひお付き合いください!
DAncing Einstein代表:青砥瑞人のつぶやき